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セキュリティの手引き

チェックシート「ログを保管していますか」の回答例|どのログを何か月か

公開:2026年10月14日/最終更新:2026年10月14日/Moshiru 岡﨑 悠太

結論:この設問は、「どのログを」「どこに」「何か月」保管しているかを分けて書けば答えになります。中小企業の多くは、Google WorkspaceやMicrosoft 365の標準機能でログイン記録や操作の記録が残っているので、まず今のサービスで何が何日残るかを確かめてください。

独自の保管の仕組みがなくても、「サービスの標準機能で〇か月確認できる。それより長い保管は未実施で、〇月までに書き出しの手順を作る」と書けば、誠実な回答になります。

ログの設問は、クラウドの監査ログ・メール・サーバーに分けて、保管場所と期間を書く

この設問で取引先が確かめたいこと

IPAの「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」も、通信ログや認証ログを取得・保管し、改ざんを防いだうえで定期的に確認するよう勧めています。

どのログが、標準で何日残るか

2026年10月時点の公式ヘルプで確かめた標準の保持期間です。契約の種類や仕様の変更で変わることがあるので、回答の前に自社の管理画面でも確かめてください。

ログ標準の保持期間
Google Workspace:管理ログ、ユーザーのログイン、ドライブ6か月
Google Workspace:Gmailのログ6か月
Microsoft 365:監査ログ(Audit Standard)180日(2023年10月17日以降の記録)
Microsoft Entra ID:サインイン・監査ログ無料版は7日、P1・P2は30日
Exchange Online:メッセージ追跡(送受信の記録)過去90日まで検索できる
レンタルサーバー:アクセスログ事業者ごとに違う。管理画面か仕様書で確認

Microsoft 365は、管理画面によって残る日数が違います。「Microsoft 365の監査ログで180日」のように、どの画面のログかまで書くと正確です。

回答例(はい/一部/いいえ)

以下は書き方の例です。御社の実態に合わせて書き換えてください。実態と違う内容をそのまま写すことはしないでください。

回答回答例
はい「Google Workspaceの管理ログ・ログイン・Gmailのログを標準機能で6か月保管している。管理者が月1回、不審なログインがないかを確認している。閲覧と設定変更は管理者のみ。」
一部「クラウドサービスのログイン記録は標準機能で180日保管している。Webサーバーのアクセスログはレンタルサーバーの仕様に従い、独自の保管はしていない。20XX年X月までに月1回の書き出しを始める予定。」
いいえ「独自のログ保管の仕組みはない。利用中のクラウドサービスの標準機能で、ログイン記録を過去〇日分確認できる。20XX年X月までに、保管期間の確認と定期的な書き出しの手順を作る予定。」

「1年以上」など期間の指定がある場合、標準の期間で足りなければ「足りない」と正直に書き、書き出して別に保管する予定を添えます。上位の契約で保管期間を延ばせるサービスもあります。

答える前の確認手順

  1. 使っているサービスを並べる:メール、ファイル共有、会計、Webサイト(サーバー)。
  2. 管理画面でログを開く:Google Workspaceは「レポート」の監査の画面、Microsoft 365はPurviewの監査の画面にあります(名前は変わることがあります)。
  3. いちばん古い日付を見る:何日前まで残っているかを、そのまま回答に使います。
  4. 見る人と頻度を決める:「管理者が月1回」など、続けられる形で決めて書きます。

よくある質問

パソコン(Windows)のログも書く必要がありますか?
設問が「端末」や「サーバー」を明記していなければ、業務で使うクラウドサービスのログを中心に書けば足りることが多いです(設問の注記を優先してください)。
ログを見たことがありません。それでも「はい」と書けますか?
「保管している」は書けますが、「確認している」とは書けません。保管と確認を分けて答え、確認の予定を添えてください。

どのログが何日残るか、確かめて回答まで作ります

Moshiruは、取引先から届いたセキュリティチェックシートの回答を、打合せなしで作ってお返しします。ログの設問のように、使っているサービスの仕様を確かめないと書けない所も、テキストのやり取りだけで仕上げます。1枚だけなら小口プラン(5千円)もあります。

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参考にした資料

  1. Google Workspace 管理者ヘルプ「データの保持期間とタイムラグ」
  2. Microsoft Learn「監査ログの保持ポリシーを管理する」
  3. Microsoft Learn「Microsoft Entra のデータ保持」
  4. Microsoft Learn「Exchange 管理センターのメッセージ追跡」
  5. IPA「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」