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セキュリティの手引き

使っているクラウドが止まったら|中小企業が今のうちに決めておく5つのこと

公開:2026年10月14日/最終更新:2026年10月14日/Moshiru 岡﨑 悠太

結論:クラウドサービスは、自社の努力と関係なく止まることがあります。2026年10月には、クラウド事業者の障害で、利用していた495の企業・自治体に影響が出たと報じられました。備えは「何に頼っているかの一覧」「データの書き出し」「止まったときの代わりの手段」「連絡手段」「事業者の情報を見る場所」の5つを、平時に決めておくことです。

クラウドが止まったときの備え5つ。依存の一覧、データの書き出し、代わりの手段、連絡手段、障害情報の確認先

今のうちに決めておく5つのこと

1. 何に頼っているかを一覧にする

メール、会計、顧客管理、予約、Webサイト、ファイル共有。それぞれ「止まったら何が止まるか」「何時間までなら待てるか」を書き添えます。

2. 大事なデータを定期的に書き出す

顧客台帳や請求のデータは、月に1回でもCSVなどで書き出して、別の場所に置いておきます。止まっている間も、手元の一覧で電話や請求ができます。

3. 止まったときの代わりの手段を決める

受注は電話と紙の控えで受ける、請求は後日まとめて出す、など。完璧でなくても「こうする」と決まっているだけで、当日の混乱が減ります。

4. 連絡手段を2つ持つ

会社のメールが止まっても、社員と取引先に連絡できる手段(電話番号の一覧、別のチャット)を決めておきます。

5. 事業者の障害情報を見る場所を控える

使っているサービスの障害情報ページや公式アカウントをブックマークしておくと、「うちだけの問題か」をすぐに判断できます。

契約前に確かめておくこと

よくある質問

大手のクラウドなら止まらないのでは?
大手でも障害は起きます。止まらないことを前提にするより、止まったときに何時間まで待てるかを決めておくほうが現実的です。
取引先のチェックシートでも聞かれますか?
「事業継続計画(BCP)はありますか」「バックアップはありますか」の形で聞かれることがあります。この5つを決めておけば、事実として答えやすくなります。

決めたことを、取引先への回答に

Moshiruは、取引先から届くセキュリティチェックシートの回答を、打合せなしで作ります。決めてあること、まだのことを整理して、事実のとおりに書きます。

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参考にした資料

  1. セキュリティ対策Lab「2026年 ランサムウェアの事例」(2026年10月9日時点)
  2. IPA「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」