会社の
BCPとBIAとは|止めてはいけない業務とRTO・RPOの決め方
こんな
- 取引先から
BCP (事業継続計画)の 有無を 聞かれた とき - ランサムウェアや
クラウドの 障害で 業務が 止まったら、 何から 戻すかを 決めて おきたい とき - バックアップの
頻度や、 何時間で 戻すかの 目標を 決めたい とき
読み終えた
「止めてはいけない
結論:BCP

BCP(事業継続計画)とは?防災計画との違い
BCPは
| 計画 | 目的 | 主な |
|---|---|---|
| 防災計画 | 命と | 避難の |
| BCP | 大事な | 重要業務、 |
| ITの | システムと | バックアップ、 |
防災計画は
帝国データバンクの
BIA(事業影響度分析)とは?止まってはいけない業務の決め方
BIAは
- 業務を
書き出す: 受注、出荷、 請求、 給与など、 会社の 業務を 並べます (情報資産台帳が あれば 使えます)。 - 止まった
ときの 1日、影響を 時間で 見る: 3日、 1週間止まったら、 売上、 資金繰り、 取引先、 法令や 契約に どう 響くかを 書きます。 - 重要業務を
選ぶ: 影響が早く 大きく 出る 業務を、 優先して 続ける・戻す 「重要業務」に 選びます。 - 許容できる
限界と どこまで目標を 決める: 止まると 致命的か (許容限界)を 見積もり、 それより 早い 目標の 復旧時間の 案を 作ります。 - 必要な
ものを 重要業務に洗い 出す: 要る 人、 機器、 データ、 取引先を 並べ、 復旧を 遅らせる 弱い 所 (ボトルネック)を 見つけます。
目標は
たとえば社員40人の食品卸では(架空の例)
飲食店に
| 業務 | 止まると | 許容限界 | RTO | RPO |
|---|---|---|---|---|
| 受注・出荷 | 半日で | 1日 | 4時間 | 直前 |
| 請求・入金確認 | 月末に | 1週間 | 3日 | 前日 |
| 給与計算 | 支給日に | 支給日の | 1週間 | 前月末 |
| 社内の | しばらく | 1か | 重要業務の | 1週間前 |
この
RTO・RPO・許容限界の違いは?
BCPでは、
| 用語 | 意味 | 決めると |
|---|---|---|
| RTO | 止まってから、 | 代わりの |
| RPO | どの | バックアップを |
| RLO | どの | 戻した |
| 許容限界 | これ以上 | RTOの |
RPOは
サイバー攻撃もBCPの対象になる?
なります。
| 違い | 地震・水害 | サイバー攻撃 |
|---|---|---|
| 被害の | 地域や | ネットワークで |
| バックアップ | 離れた | ネットワークで |
| 戻す前の | 設備の | 入口を |
| 連絡の | 電話や | 社内の |
サイバー攻撃に
小さな会社のBCPはどう作る?1枚から始める手順
分厚い
- 重要業務を
3つまでに BIAの絞る: 表から、 止まると 最も 困る 業務を 選びます。 - RTOと
RPOを 業務ごとに、決める: 何時間で、 どの 時点まで 戻すかを 書きます。 - 代わりの
手段を システムが書く: 使えない とき、 紙・電話・別の 端末で どう続けるかを 書きます。 - 連絡網と
判断する 誰が人を 書く: BCPを 発動するか、 社員と 取引先に どう 連絡するかを 決め、 紙でも 持っておきます。 - 年1回は
訓練して バックアップから見直す: 実際に 戻せるか、 目標の 時間で 戻せるかを 試し、 結果で 計画を 直します (PDCAで 規程を )。見直す
中小企業庁の
チェックシートではこう聞かれる
| よく | 答え方の |
|---|---|
| BCP | はい。 |
| 重要な | はい。 |
| BCPに | はい。 |
| BCPの | いいえ。 |
BCPが
試験ではここが問われる
- BIAの
役割: 業務が止まった ときの 影響を 分析し、 重要業務と 目標の 復旧時間を 決める ための 材料にします。 BCPを 作る 前に 行います。 - RTOと
RPOの RTOは区別: 「時間 (何時間で 戻すか)」、 RPOは 「時点 (どこまでの データを 戻すか)」。 RPOは バックアップの 頻度で 決まります。 - 大小関係:RTOは
最大許容停止時間 (MTD・MTPD)より 短く 設定します。 - BCPと
DRP: BCPは事業全体を 続ける 計画、 DRP (災害復旧計画)は ITの システムと データを 戻す計画で、 BCPの 一部です。 - 訓練と
見直し: 机上訓練や復旧テストで 実効性を 確かめ、 結果で 計画を 直します。
確認問題
問1 RPO
- ア 業務が
止まってから、 復旧するまでに かける 時間の 目標 - イ
これ以上 止まると 事業が 致命的に なる 時間の 限界 - ウ どの
時点の データまで 戻すかの 目標 - エ 復旧後に、
通常の 何割の 水準で 業務を 行うかの 目標
答えと解説
問2 社員15人の
- ア 約1時間分
- イ 約7時間分
- ウ 約17時間分
- エ 約24時間分
答えと解説
問3 BCPを
- ア まず
全業務を 同じ 早さで 戻せるよう、 全システムを 二重化する - イ BIAで
止まった ときの 影響を 時間で 見て、 重要業務と 目標の 復旧時間を 決める - ウ 自然災害だけを
想定し、 サイバー攻撃は 別に 考える - エ 一度
作った 計画は、 変える 必要が ない
答えと解説
よくある質問
社員10人の会社にもBCPは必要ですか?
RTOとRPOはどう違いますか?
BCPと事業継続力強化計画は同じものですか?
この記事のまとめ
- BCPは、
災害や 事故でも 大事な 業務を 続ける・早く 戻すための 計画です。 - BIAで
止まった ときの 影響を 時間で 見て、 重要業務と RTO・RPOを 決めます。 - サイバー攻撃も
対象にし、 切り離した バックアップと 紙の 連絡網を 用意して、 年1回試します。
BCPの設問は、実態に合う回答案で返す
Moshiruは、
参考にした資料
- 内閣府
(防災担当) 「事業継続 ガイドライン -あらゆる 危機的事象を 乗り 越える ための 戦略と 対応-」 (2023年3月) - 中小企業庁
「中小企業 BCP 策定運用指針」 - 中小企業庁
「『中小企業 BCP 策定運用指針 (第2版)』に ついて」 (2012年3月) - 中小企業庁
「事業継続力強化計画 認定制度の 概要」 (2021年6月) - IPA
「中小企業の 情報 セキュリティ 対策 ガイドライン」第4.0版 (2026年3月) - 帝国データバンク
「事業継続計画 (BCP)に 対する 企業の 意識調査 (2026年)」 (2026年6月) - 内閣府
「令和 8年版 防災白書」 第1 部第 1章第 1節 1-9 事業継続体制の 構築 - ISO
「ISO 22301:2019 Security and resilience — Business continuity management systems — Requirements」 (2019 年10 月) - NIST CSRC Glossary
「Recovery Point Objective」 (出典:SP 800-34 Rev. 1)