会社の
共通鍵暗号と公開鍵暗号とは|ハイブリッド暗号まで、暗号の基本
こんな
- 「暗号化していますか」と
いう 設問に、 何を どう 暗号化しているか 答える とき - ノートパソコンや
クラウド、 Webサイトの 暗号化が 「できているのか」を 社内で 確かめたい とき - SGや
支援士の 勉強で、 鍵の 数の 計算や、 共通鍵と 公開鍵の 違いを 押さえたい とき
読み終えた
「暗号化の
結論:暗号には、同じ鍵で

まず言葉をそろえる:平文・暗号文・鍵
暗号の
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 平文 | 誰でも |
| 暗号文 | 鍵が |
| 暗号化 | 平文を |
| 復号 | 暗号文を |
| 鍵 | 暗号化と |
暗号の
つまり
共通鍵暗号:同じ鍵で閉めて開ける
共通鍵暗号は、
- 強み:速い。
ディスク全体 や 動画のような 大きな データも 暗号化できる。 - 弱み:相手に
鍵を 安全に 渡す方法が 別に いる (鍵配送の 問題)。 - 弱み:相手ごとに
別の 鍵が 必要で、 人数が 増えると 鍵の 数が 一気に 増える。
鍵の数は n(n-1)/2 で増える
n人が
| 人数 | 共通鍵暗号 n(n-1)/2 | 公開鍵暗号 2n |
|---|---|---|
| 10人 | 45本 | 20本 |
| 20人 | 190本 | 40本 |
| 100人 | 4,950本 | 200本 |
試験では、
公開鍵暗号:公開鍵で閉めて、秘密鍵で開ける
公開鍵暗号は、対に
たとえるなら、
| 比べる | 共通鍵暗号 | 公開鍵暗号 |
|---|---|---|
| 使う | 暗号化も | 公開鍵と |
| 速さ | 速い | 遅い |
| 鍵の | 安全な | 公開鍵は |
| 代表例 | AES、Camellia | RSA、 |
公開鍵暗号にも
ハイブリッド暗号:両方のよい所を組み合わせる
共通鍵暗号は
- その
通信だけで 使う 共通鍵 (セッション鍵)を 用意する。 - セッション鍵を、
公開鍵暗号の 仕組みを 使って 相手と 安全に 共有する。 - 本文は、
共有した セッション鍵を 使って 共通鍵暗号で 速く 暗号化する。
Webサイトの
会社では「保存」と「通信」に分けて整理する
チェックシートの
| 場面 | よく |
|---|---|
| ノートパソコン | OS標準の |
| USB | 暗号化機能つきの |
| クラウドの | 事業者が |
| Web | HTTPS |
| メール | サーバー間の |
たとえば社員30人の会計事務所では(架空の例)
顧客の
- ノートパソコン
25 台の うち、 ディスク暗号化が 有効なのは 18台だった。 残り7台を 有効にし、 回復キーを 一覧で 保管した。 - 顧客との
ファイルの やり取りは、 HTTPSで 通信する クラウドの 共有機能に 寄せた。 - パスワード付きの
圧縮ファイルを メールで 送り、 同じ メールで パスワードを 送る 運用を やめた。
3つ目の
どの暗号なら安心か:CRYPTREC暗号リストを目安にする
暗号は、
| リスト | 中身 |
|---|---|
| 電子政府推奨暗号 | 安全性と |
| 推奨候補暗号リスト | 安全性は |
| 運用監視暗号リスト | 推奨は |
最新版は
鍵の
チェックシートではこう聞かれる
| よく | 答え方の |
|---|---|
| 業務用の | はい。 |
| 機密情報を | はい。 |
| 使用している | いいえ。 |
「暗号化しています」の
試験ではここが問われる
- 鍵の
数: n人が互いに 通信する とき、 共通鍵暗号は n(n-1)/2 本、 公開鍵暗号は 2n 本。 - どの
鍵で 公開鍵暗号で暗号化するか: 秘密を 送る ときは、受信者の 公開鍵 で暗号化し、 受信者の 秘密鍵で 復号する。 署名は その逆。 - 方式の
分類: 共通鍵=AES・Camellia・KCipher-2。公開鍵=RSA・楕円曲線暗号。 英語では symmetric (対称)と asymmetric (非対称)。 - ハイブリッド暗号:セッション鍵の
共有に 公開鍵暗号、 データ本体に 共通鍵暗号。 TLSが 代表例。 - 危殆化と
CRYPTREC: 3つのリスト (電子政府推奨・推奨候補・運用監視)の 役割の 違い。 方式は 公開し、 鍵を 秘密に する (ケルクホフスの 原理)。
確認問題
問1 12人の
- ア 24本
- イ 66本
- ウ 132本
- エ 144本
答えと解説
問2 社員25人の
- ア 自社の
秘密鍵 - イ 自社の
公開鍵 - ウ 取引先の
公開鍵 - エ 取引先の
秘密鍵
答えと解説
問3 ハイブリッド
- ア データ本体を
公開鍵暗号で 暗号化し、 その 鍵を 共通鍵暗号で 送る - イ 共通鍵を
公開鍵暗号の 仕組みで 共有し、 データ本体を 共通鍵暗号で 暗号化する - ウ 2種類の
共通鍵暗号で、 データを 二重に 暗号化する - エ 暗号化した
データを、 ハッシュ関数で 元に 戻す
答えと解説
よくある質問
パスワード付きのZIPファイルは「暗号化している」と答えてよいですか?
クラウドが暗号化しているなら、自社では何もしなくてよいですか?
量子コンピュータが出てきたら、今の暗号は全部使えなくなりますか?
暗号化の回答文づくりは任せて、確認だけに
Moshiruは、
参考にした資料
- CRYPTREC
「CRYPTREC 暗号 リスト (電子政府推奨暗号 リスト)」 CRYPTREC LS-0001-2022R2 (2026 年3 月30 日改定) - CRYPTREC
「暗号強度要件 (アルゴリズム 及び鍵長選択)に 関する 設定基準」 CRYPTREC LS-0003-2022R1 (2023年3月) - NIST
「FIPS 197 Advanced Encryption Standard (AES)」 (2001 年11 月、 2023 年5 月更新) - NIST
「NIST Releases First 3 Finalized Post-Quantum Encryption Standards」 (2024年8月) - IPA
「情報 セキュリティ マネジメント 試験 シラバス」 Ver.4.0 (2023 年12 月)