会社の
社員のモニタリングは違法?|就業規則と派遣社員の情報管理の決め方
こんな
- 社員の
監視や モニタリングを 始める とき/派遣社員の 情報管理を 決める とき - パソコンの
操作記録や メールの 確認を、 就業規則に どう 書けば よいか 知りたい とき - 業務委託で
来ている 人に、 社員と 同じように 指示を 出して よいか 迷った とき
読み終えた
「社員の
結論:社員の

社員のモニタリングは違法?法律の考え方
会社の
個人情報保護委員会
- 目的を
決めて モニタリングの知らせる: 目的を あらかじめ 特定し、 社内規程などに 定め、 従業者に 明示する。 - 責任者を
決める: 実施の責任者と、 その 権限を 定める。 - ルールを
徹底する: 実施のルールを 先に 作り、 運用する 人に 徹底する。 - 守られているか
確かめる: 決めたルールどおりに 行われているかを 確認する。
同じ
「従業者」には派遣社員も含まれる
個人情報保護法の
就業規則と社内規程に何を書けばいい?
労働基準法の
労働契約法の
| 書く | 書き方の |
|---|---|
| 目的 | 情報漏えいと |
| 対象 | 会社が |
| 方法 | 操作の |
| 確認できる | 情報管理責任者と、 |
| 保存期間 | 記録は |
| 私的な | 貸与機器の |
規程の
たとえば社員25人の設計事務所では(架空の例)
図面を
次に
やってはいけない例
- 目的を
決めず、 社員に 知らせないまま、 全員の メールを 日常的に 読む。 - 情報漏えい
対策と 言いながら、 特定の 社員を 退職に 追い 込むために 使う。 - 私物の
スマホや SNSの アカウントまで、 同意なく 調べる。 - 見られる
人を 限らず、 上司が 自由に 部下の 記録をのぞける。
懲戒の
社員・派遣社員・業務委託の違いは?情報管理はだれの責任?
同じ
| 働き方 | 雇っている | 仕事の | 情報管理の |
|---|---|---|---|
| 社員 | 自社 | 自社が | 就業規則・誓約書 |
| 派遣社員 | 派遣元 | 派遣先 | 派遣契約に |
| 業務委託 | 委託先 | 委託先が | 委託契約と |
派遣社員の情報管理で押さえる条文
労働者派遣法
- 第24条の
3: 派遣元は、派遣労働者の 個人情報を、 業務の 目的に 必要な 範囲で 集め、 使う。 - 第24条の
4: 派遣元とその 従業者は、 業務で 知った 秘密を 漏らしてはならない。 辞めた 後も 同じ。 - 第26条第6項:派遣先は、
派遣社員を 特定する ことを 目的と する 行為 (事前の 面接など)を しないよう 努める。
派遣先が
業務委託の人に直接指示してもいい?偽装請負に注意
業務委託
厚生労働省の
| 場面 | 避けたい | 望ましい |
|---|---|---|
| 情報管理の | 委託先の | 委託契約に |
| 作業時間 | 作業者の | 作業の |
セキュリティの
モニタリングを始める手順
- 何を
防ぎたいのか、 目的を 1〜2行で 書く。 - 対象
(機器・記録の 種類)、 確認できる 人、 保存期間を 決める。 - 就業規則か
情報管理規程に 書き、 社員の 代表の 意見を 聴く。 - 全社員と
派遣社員に、 始める 日と 内容を 説明する。 - 記録を
確認した ときは、 日時・理由・確認した 人を 残す。 - 年1回、
ルールどおりに 運用されているかを 点検し、 規程を 見直す。
モニタリングは、
チェックシートではこう聞かれる
| よく | 答え方の |
|---|---|
| 従業員の | はい。 |
| 派遣社員や | はい。 |
| 就業規則に | はい。 |
実態と
試験ではここが問われる
- 就業規則:常時10人以上の
労働者を 使う 使用者に、 作成と 届出の 義務 (労働基準法第 89 条)。 作成・変更時は 過半数の 代表などの 意見を 聴きます。 - 派遣の
三者関係: 雇用契約は派遣元と 派遣労働者、 指揮命令は 派遣先。 派遣契約は 派遣元と 派遣先の 間で 結びます。 - 請負との
違い: 請負では、発注者は 請負事業者の 労働者に 直接指揮命令できません。 直接指示している 実態が あれば 偽装請負です。 - 従業者の
監督: 個人情報保護法の「従業者」には 派遣社員も 含まれ、 派遣先にも 監督が 求められます。
確認問題
問1 労働者派遣に
- ア 派遣労働者と
派遣先が 雇用契約を 結び、 派遣元が 指揮命令する - イ 派遣労働者と
派遣元が 雇用契約を 結び、 派遣先が 指揮命令する - ウ 派遣労働者と
派遣先が 請負契約を 結び、 だれも 指揮命令しない - エ 派遣元と
派遣先が 雇用契約を 結び、 派遣労働者が 指揮命令する
答えと解説
問2 社員40人の
- ア 社員に
知らせずに 記録を 始め、 問題が 起きたら 公表する - イ 目的と
範囲を 規程に 定めて 社員に 明示し、 責任者を 決める - ウ 全社員の
私物スマホにも 記録用の アプリを 入れる - エ 上司ならだれでも
部下の 記録を 見られるように する
答えと解説
問3 請負契約で
- ア 発注者の
課長が 作業者に 毎朝、 作業の 順番を 直接指示する - イ 発注者が
作業者の 残業を 直接命じる - ウ 情報管理の
ルールを 契約に 定め、 委託先の 責任者を 通じて 徹底して もらう - エ 発注者が
作業者の 休憩時間を 決める
答えと解説
よくある質問
社員のメールを会社が見るのは違法ですか?
社員10人未満なら、モニタリングのルールは要りませんか?
派遣社員に直接、秘密保持の誓約書を書いてもらえますか?
この記事のまとめ
- モニタリングは
「目的の 明示・ 責任者・ルールの 徹底・実施の 確認」を そろえてから 始めます。 - ルールは
就業規則や 情報管理規程に 書き、 社員に 周知して 初めて 約束に なります。 - 派遣社員は
派遣先も 監督し、 業務委託の 人には 委託先を 通して 指示します。
人の管理の設問を、一人で抱えずに回答する
Moshiruは、
参考にした資料
- 個人情報保護委員会
「『個人情報の 保護に 関する 法律に ついての ガイドライン』に 関する Q&A」 Q5-7 (2025 年7 月1 日更新版) - 個人情報保護委員会
「個人情報の 保護に 関する 法律に ついての ガイドライン (通則編)」 3-4-3 従業者の 監督 - e-Gov法令検索
「労働基準法」 第89 条・ 第90 条・ 第106 条 - e-Gov法令検索
「労働契約法」 第7 条・ 第10 条・ 第15 条 - e-Gov法令検索
「労働者派遣事業の 適正な 運営の 確保及び派遣労働者の 保護等に 関する 法律」 第24条の 3・第24条の 4・第26条 - 厚生労働省
「労働者派遣事業と 請負に より 行われる 事業との 区分に 関する 基準」 (昭和6 1年労働省告示第 37 号) - IPA
「情報 セキュリティ マネジメント 試験 シラバス」 Ver.4.0 (2023 年12 月)