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CompTIA Security+の手引き|V7とV8どちらを受けるかと出題範囲

公開:2026年10月16日/最終更新:同/Moshiru 岡﨑 悠太

こんなときに役立ちます

  • 英語の資料やクラウドの画面で、セキュリティの用語に迷うとき
  • Security+を受けたいが、SY0-701とSY0-801のどちらか決められないとき
  • 日本語で受けられる期限を知ってから、勉強の予定を立てたいとき

読み終えたあと、社内でこう言えます

「Security+の版と受ける期限を公式で確かめ、勉強の順番を決めました」

結論:CompTIA Security+は、セキュリティの実務の基礎を英語圏と共通の言葉で証明する認定資格です。現行はSY0-701(V7)で、最大90問・90分、合格は750点(100〜900点)です。後継のSY0-801(V8)は2026年11月17日に英語で始まります。日本語で受けるなら、V7の日本語版が終わる2027年8月13日までが目安です。

SY0-701の形式
最大90問問題数選択式と実技形式
90分試験時間V8も同じ
750点合格ライン100〜900点の尺度

2026年10月16日にCompTIAの公式ページで確認

担当者のあなたにとって、この記事で何が決まるか

Security+は版の切り替えが近く、言語によって終わる日が違います。受ける前に、版と期限と範囲を一度で確かめられるようにしました。

困ることこの記事で
V7とV8のどちらを受けるか決められない受ける時期と言語ごとに、どちらかが分かる
日本語で受けられるか分からない日本語版の終了日と、V8の日本語の状況が分かる
英語の用語が日本語の何に当たるか迷う用語の対応表から、教科書の節に飛べる
範囲が広く、どこから読むか分からない5つのドメインと教科書の節の対応表を使える
支援士との違い

支援士(SC)

  • 1日本の国家試験
  • 1日本の法律や制度も範囲
  • 1記述式あり

Security+

  • 2CompTIAの認定資格
  • 2英語圏と共通の用語
  • 2選択式と実技形式

この試験は何を証明するか・誰向けか

Security+は、CompTIAが提供するセキュリティの認定資格です。公式ページは、推奨する経験を「Network+と、セキュリティかシステム管理の職務で2年」としています。

範囲は、概念・脅威・設計・運用・管理の5つのドメインです。用語は英語のまま出てくるため、海外製品の管理画面やクラウドの資料を読む担当者には、言葉の土台になります。

Security+が向く担当者
1クラウドの管理英語の画面を毎日見る
2海外の取引先英語の質問票に答える
3SGの次の一歩運用の言葉を広げたい

一方で、日本の法律や国の制度は範囲の中心ではありません。国内の取引先への説明には、SGや支援士の知識もあわせて使います。

なお、SCS評価制度★3で確認役になれる資格の一覧に、Security+は入っていません。一覧は支援士、公認情報セキュリティ監査人、CISSP、CISM、CISA、ISO27001主任審査員です。

どちらを先に取るか
英語の資料を読む仕事が多い?
はいSecurity+で用語をそろえる
いいえSGや支援士で国内の制度から

どちらが上という話ではない

試験の形式と、V7・V8の切り替え

2026年10月16日にCompTIAの公式ページで確かめた形式です。受験料は、日本向けの公式の価格を確認できなかったため載せていません。購入前に公式の窓口で確かめてください。

項目SY0-701(V7)SY0-801(V8)
開始2023年11月7日(日本語版は2024年4月23日)2026年11月17日(英語)
終了英語2027年6月11日、日本語2027年8月13日開始から3年ほどの見込み
言語英語・日本語・ポルトガル語・スペイン語・タイ語英語(日本語の予定は記載なし)
問題最大90問。選択式と実技形式(PBQ)同じ
時間・合格90分、750点(100〜900点)同じ

V7の日本語版は、英語版より2か月ほど長く受けられます。V8の日本語版の予定は、公式ページにまだ書かれていません。

切り替えの日付
  1. 2026/11/17V8が始まる英語のみ
  2. 2027/6/11V7英語版が終了英語はV8だけに
  3. 2027/8/13V7日本語版が終了V8日本語は未発表

CompTIAは、今すぐ受ける人にはV7も十分な選択肢だとしています。先を見て学ぶ人には、AIのリスクなど新しい話題を含むV8を示しています。

V8では、ドメインの名前と配点が少し変わります。2つめのドメインは「Threats, Vulnerabilities, and Attacks」になります。AIの利用にともなう脅威の項目(2.6)も加わります。

どちらの版で学ぶか
日本語で受けたい?
はいV7で学び、2027/8/13までに受ける
いいえ11/17以降ならV8も選べる

V8の日本語版が出たら、その時点で見直す

出題範囲と教科書の対応

SY0-701の5つのドメインと配点、対応する教科書の節です。教科書では、Security+の範囲に当たる節にS+1〜S+5のタグを付けています。116節のうち89節が当たります。

ドメイン(配点)V8の配点教科書の節(タグ)
1.0 General Security Concepts(12%)16%S+1・13節:1-1 3つの軸、6-4 管理策の分け方、3-1 暗号〜3-5 鍵管理
2.0 Threats, Vulnerabilities, and Mitigations(22%)24%S+2・17節:1-6 攻撃者と目的、第2部の2-1〜2-16
3.0 Security Architecture(18%)19%S+3・8節:4-1 TLS〜4-5 ネットワークを分ける、4-15 クラウド、12-2 ゼロトラスト
4.0 Security Operations(28%)27%S+4・28節:3-6 多要素認証、4-13 脆弱性管理、7-1 アカウント、9-1 インシデントの流れ
5.0 Security Program Management and Oversight(20%)14%S+5・24節:5-3 リスクアセスメント、6-1 ポリシー、8-1 委託先の調査、7-10 社員教育

配点が最も大きいのは、運用(Security Operations)の28%です。教科書でも第7部と第9部の、毎日の運用と事故対応の節が多く当たります。

SY0-701の配点
1.0 概念12%
2.0 脅威22%
3.0 設計18%
4.0 運用28%
5.0 管理20%

試験は英語の用語のまま問われます。よく出てくる言葉と、教科書の節の対応を下にまとめます。日本語は一般的な訳で、日本語版の試験の表記と同じとは限りません。

英語(SY0-701の範囲)日本語教科書
CIA(Confidentiality, Integrity, Availability)機密性・完全性・可用性1-1
Non-repudiation否認防止1-2
Preventive / Detective / Corrective controls予防・検知・是正の管理策6-4
Hashing / Digital signatureハッシュ化/デジタル署名3-2・3-3
Threat actor攻撃者(脅威の主体)1-6
Social engineering人をだます手口2-9
Segmentationネットワークの分割4-5
Zero trustゼロトラスト12-2
MFA / SSO多要素認証/シングルサインオン3-6・3-9
EDR / DLP端末の検知と対応/情報漏えい対策4-10・4-11
Root cause analysis / Digital forensics根本原因の分析/デジタルフォレンジックス9-5・9-4
BIA(Business impact analysis)事業影響度分析9-9
Risk register / Risk appetiteリスクの一覧表/受け入れるリスクの大きさ5-3・5-6
Third-party risk / Questionnaires委託先のリスク/質問票8-1・8-6
Penetration testingペネトレーションテスト4-14

1.0の「変更管理(Change management)」は、教科書に独立した節がありません。公式の教材で補ってください。Security+の範囲だけを並べたのが、スキルツリーtree-secplus.htmlです。

教科書で足りない所
  • 変更管理(1.0)
  • 英語の問題文に慣れる
  • 実技形式(PBQ)の操作

公式の教材・問題集と組み合わせる

勉強の順番

教科書は範囲の入口です。教科書だけで合格できるとは考えず、公式の教材や問題集と組み合わせてください。おすすめの順番は次のとおりです。

教材の組み合わせ
1公式の範囲Exam Objectivesで確認
2教科書の節日本語で仕組みを理解
3公式の教材英語の問題と実技形式
  1. 受ける版(V7かV8)と言語を決め、その版の公式の範囲を確かめる
  2. 確認テストtest-secplus.htmlを一度受け、弱いドメインを知る
  3. 配点の大きい4.0(運用)と2.0(脅威)の節から読む
  4. 1.0・3.0・5.0の節を読み、用語の対応表で英語と結ぶ
  5. 公式の教材で、英語の問題と実技形式に慣れる
1つのドメインの回し方
  1. 1節を読むツリーの順に
  2. 2英語で言い直す用語の対応表で
  3. 3テストを受けるtest-secplus.html
  4. 4記録を残す受講記録を印刷

確認テストの問題は、すべてMoshiruのオリジナルです。Security+の本番の問題は守秘の対象のため、この記事でもテストでも扱いません。結果はブラウザの中だけで扱い、どこにも送りません。

上司に受験を相談するときは、受ける版と期限、ツリーの受講記録を添えると話が早くなります。資格が昇給を約束するわけではないので、仕事のどこで使うかを先に伝えます。

上司への相談に添える物
  • 受ける版と日付の期限
  • 日本語か英語か
  • 受験料(公式で確認)
  • ツリーの受講記録

よくある質問

V7を勉強している途中です。V8に切り替えるべきですか?
日本語で受けるなら、V7の日本語版は2027年8月13日まで受けられます(2026年10月16日確認)。その日までに受ける予定なら、V7のまま進めて問題ありません。
V8は日本語で受けられますか?
2026年10月16日時点で、CompTIAの公式ページにはV8の言語は英語とだけ書かれています。日本語版の予定は載っていません。
受験料はいくらですか?
日本向けの公式の価格を、この記事を書いた時点で確認できませんでした。買う前に、CompTIAの日本向けの公式窓口で確かめてください。

この記事のまとめ

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  1. 次の場面:取引先に聞かれたチェックシート「ログを保管していますか」の回答例クラウド・メール・サーバーのログを分けて、期間まで書く
  2. 同じ場面・受託開発・Web制作中小企業が自社サイトを脆弱性から守るためにできること12項目ソフトの更新、ログインの守り、バックアップから、脆弱性診断を受けるタイミングまで。
  3. スキルツリーSecurity+のスキルツリー範囲を教科書の節で読み、確認テストで確かめる

Security+の言葉を、英語の質問票への回答に使う

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参考にした資料

  1. CompTIA「Security+ V7(SY0-701)」(2026年10月16日確認)
  2. CompTIA「Security+ V7」日本語ページ(2026年10月16日確認)
  3. CompTIA「Security+ V8(SY0-801)」(2026年10月16日確認)
  4. CompTIA「Security+ Certification」(2026年10月16日確認)
  5. CompTIA「Security+ SY0-801 Exam Objectives Version 2.0」
  6. IPA「SCS評価制度の詳細」(2026年5月29日更新、2026年10月16日確認)